電機機器パネル
業界 | 産業機器 |
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材質 | 鉄 |
板厚 | 1.5mm |
電機機器パネルの特徴
上記の写真をご覧頂くと、絞り加工を行った同じような2つのプレス加工品が並んでいるように見えますが、実は双方は加工方法が違います。左側は純粋なプレス加工品であり、右側は当社のダイレスウェルディングという技術を用いた加工品になります。
このような製品を加工するにあたっては、当初はお客様から 「このプレス加工品と同じものを、図面は無いが1ケだけ復元して製作して欲しい」とご依頼を受けたことから始まりました。㈱マツダでは、頂いた製品を実寸してまず図面に書きあげた上で、それを板金加工技術(抜き・曲げ・溶接・組立)で復元できるように設計しなおしました。
下の写真をご覧頂ければお分かりになるように、絞りの部分においてもほぼ現品と同等レベルまで再現することができています。どちらがプレス加工品か、お分かりになりますでしょうか?
こうしたリバースエンジニアリングとも呼ばれる、図面のない現品から復元する「ダイレスウェルディング」の技術を保有する㈱マツダでは、どうしてもイニシャルコストが問題になる、試作段階のプレス加工品に対して、1ケからのプレス試作に対応することが可能です。