近年、家電・機械装置などは小型化が進み、車などは軽量化も求められるようになっています。当社のお客様でも、軽量化の為、板厚を薄くして溶接してほしいなどの相談が増えてきています。
㈱マツダでは、YAG溶接機を導入して対応をしてきましたが、それ以上に薄い板厚の溶接の相談があります。
そこで、弊社では新しく溶接機を導入しました。この溶接機はYAG溶接に比べ、ビーム品質が良く、より微細で精密な薄板加工が可能になり、鉄・SUS・アルミ・銅・異種金属同士などの溶接加工が可能です。板厚はなんと0.02mmまで溶接をすることが出来ます。
下図のサイコロは、SUS304の板厚0.1mmの2mm角のサイコロを微細溶接し、200倍に拡大したものです。通常のTIG溶接やYAG溶接では、ほぼ溶接する事が不可能ですがこの溶接機なら綺麗なビードを出し溶接する事が可能です。溶接幅も150μm(0.15mm)と細く、ぱっと見ではわからないレベルです。

㈱マツダでは、こうした微細溶接や薄板溶接の引っ張り強度試験も行っておりますので、強度等で不安な場合は御連絡をいただければ、御相談にのることができますので、ぜひ問い合わせしてください。