【電子銃部品】パーマロイ×SUS316の気密かつ異材溶接

| 製品カテゴリ | 薄板溶接・微細溶接 |
|---|---|
| 業界 | エネルギー関連の試作開発 |
| 材質 | コイルケース:パーマロイ ベローズ:SUS316 |
| 板厚 | ケース:無垢からの削り出し ベローズ:板厚0.03mm |
| サイズ・精度 | コイルケースφ50mm ベローズφ13mm×L23mm |
こちらの製品は、お客様よりご支給いただいた機械加工で製作されたコイルケースを、まず精密溶接で封止し、その後、内側に薄肉のベローズをはめ込み薄板溶接しています。

↑はめ込むベローズ
本製品は強度よりも気密性を重視しており、さらに異材溶接(パーマロイ×SUS316)という難しい条件がありました。
当初はロウ付けをご検討されていましたが、全体を加熱する方法では入熱を避けたい部分にまで熱が及んでしまう点が課題でした。
そこで、局所的に熱を加えて接合できる弊社の微細溶接技術をご採用いただきました。
最初の工程はケースとフタの溶接です。材質はパーマロイで、弊社としても初めて取り扱う材料でした。そのため、まずは溶接トライと条件出しから実施。さらに「熱影響をできる限り抑えたい」とのご要望に応え、溶接幅を0.5mm以下に制御しました。

続く工程は、ベローズとケースの溶接です。ベローズはSUS316で、ケースのパーマロイとは融点・特性の異なるため、高難度の異材溶接となります。加えて、溶接箇所は平面ではなく、深さ7mmの位置に45°の角度をつけて溶接する必要があり、非常に加工難度が高い条件でした。
支給いただいた部品も高精度で製作されていましたが、最終的な仕上げとして弊社にて板厚0.03mmを手作業で伸ばし微調整し、溶接部の隙間を極力なくす工夫を実施。その結果、下の写真の通り、美しく確実な溶接を実現できました。

「熱影響を抑えたい」「パーマロイやSUSの特殊材質の溶接が必要」といった、一般的な板金メーカーでは対応が難しい案件も、弊社なら解決の糸口をご提案できます。
精密板金・微細溶接のご相談は、断念される前にぜひ㈱マツダへお問い合わせください。




