板厚0.1mm薄板ステンレスの気密溶接(薄板の共付け溶接)

| 製品カテゴリ | 薄板溶接・微細溶接 |
|---|---|
| 業界 | 試作開発 |
| 材質 | SUS304 |
| 板厚 | t0.1mm |
| サイズ・精度 | 50mm×50mm×50mm |
板厚0.1mm薄板ステンレスの気密溶接(薄板の共付け溶接)の特徴
本製品は、板厚0.1mmの薄板ステンレスを6面張り合わせ、共付け溶接による全周溶接で気密構造を製作した事例です。
溶接後にエアーを注入し、風船のように膨らませる耐圧試験を行いました。その結果、0.65MPa(弊社設備のエア圧限界)まで破断することなく加圧することができ、気密性を確認しました。
今回の製作は、
「薄板ステンレスの共付け溶接でも気密性を確保できるのか」
というお問い合わせをいただいたことがきっかけです。
一般的に、薄板ステンレスの溶接は熱影響を受けやすく、溶け落ちや歪みが発生しやすいため、高品質な溶接が難しいとされています。
また、薄肉部の強度を補うために肉盛り溶接を行おうにも、
・適合する溶接ワイヤーがない
・ワイヤーを溶かすために出力を上げる必要があるたり入熱が増え、歪みが発生する
といった課題があります。
今回の事例では、ワイヤーを使用せず共付け溶接で施工することで、薄板でも歪みを抑えながら気密性を確保することができました。
写真の通り、溶接部に欠陥もなく、薄板ステンレスでも安定した溶接品質が得られています。
薄板ステンレスの気密溶接や共付け溶接、薄肉部品の溶接加工でお困りの際は、ぜひマツダまでご相談ください。
●エアー注入試験中の動画はこちら




