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微細なだけじゃない!〇〇溶接は設計の可能性をここまで広げます!
今回は設計の可能性を大きく広げる、「 異種金属の溶接 」についてご紹介いたします。
薄板の精密製品を製作する場合、設計段階で製作するものが、どのような仕様目的で使われるかをまず検討しますが、その際に異なる金属同士を溶接(接合)することが必要な場合があります。
溶接材料には、鉄・ステンレス・アルミ・銅・チタン等多種多様のものが存在し、溶接にもTIG溶接、YAG溶接などがあります。同じ金属同士や鉄とステンレスのように融点が比較的近い組み合わせなら溶接が出来ますが、異種金属を溶接することは金属の成分や融点などの違いから基本的には大変困難です。
ですが、ファイバーレーザー溶接機の登場によって、融点の違う異種金属同士でも溶接することが可能になりました。
ファイバーレーザー溶接機は、波長が短くビーム集光径を絞れ、更にエネルギー密度や金属に対してエネルギーの吸収率が高い為、銅やアルミといった高反射材や融点の異なる異種金属同士の溶接が可能になるのです。
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ちなみに(株)マツダでもファイバーレーザー溶接機を導入しており、0.05mmから溶接する事が可能になっております。弊社では、SUS+チタン・プラチナ+インコネル・銅+SUSなどの異種金属同士の極薄板の微細溶接実績があります。
更に弊社で溶接したことのない異種金属の組み合わせについても、テストピースをご支給いただけましたらサンプルの製作にも対応いたします。
YouTubeでも異材溶接について紹介しています。
異種金属の溶接についてお困りの際は、気軽にお問合せください。