ステンレス×スーパーインバーの薄板バイメタル
製品カテゴリ | 異材溶接 |
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業界 | 産業用センサー関係 |
材質 | ステンレス、スーパーインバー |
板厚 | 板厚:t0.1mm |
サイズ・精度 | 長さ150mm、幅3mm |
ステンレス×スーパーインバーの薄板バイメタルの特徴
薄板溶接へのお問い合わせで、『2枚の板を重ね板厚の部分を溶接し、2枚を貼り合わせてほしい』という問い合わせをいただくことがあります。
今回はその加工サンプルとしてバイメタルの製作をいたしました。
バイメタルとは、熱膨張率が異なる2枚の金属板を貼り合わせたもので、温度計や温度調節装置で使われています。
通常は冷間圧延で張り合わせて製造されますが、今回は2枚重ね板厚部分を40倍スコープでチェックしながらファイバーレーザー溶接しています。
溶接部はt0.1とt0.1を合わせたt0.2の厚さで、溶接の長さは150㎜×両面=300㎜行います。
少しでも隙間が空いてしまうと溶接できない薄板溶接ですが、そこに異素材溶接に合わせたセッティングまで必要になります。
溶接後うずまき状に丸めていますが、溶接が上手くいっていると熱した際に熱膨張率の違いで伸びていきます。
その様子は、制作過程を紹介したこちらの動画でご確認ください。