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φ0.5の極薄・極小パイプに歪みのない溶接はできるか?

微細・薄板溶接技術に取り組む中で、
最近はパイプ溶接の依頼を受ける事が多くなってきました。

 

分野を問わず器具・機器などを様々な製品の小型化・軽量化が進む中、

パイプもさらに細く・薄く・小さくといったトレンドが生じており、

これまでの溶接技術ではこの動きに追随できない、という事が発生しているのではないでしょうか。

 

極薄肉パイプ、あるいは極小パイプにおけるこれまでの溶接の問題点としては、

大きく下記の2点があります。

 

①熱によって歪んだり、変形してしまう
いわゆるTIG溶接は話にならないほど歪んでしまいますが、
レーザー溶接の一種であるYAG溶接でも極細というような
領域では、歪みが発生してしまいます。

 

②パイプ内に溶接ビードが出てしまい、パイプ内が目詰り
細いものだと、内径が0.1というものもありますので、
溶接ビードが内側に少し出ただけでも詰まってしまいます。

 

極薄肉パイプや極小パイプを溶接するためには上記の問題をクリアしなければならないのですが、

昨今はファイバーレーザーの出現と技術力の向上によって、これまで不可能だったレベルのパイプでも溶接が可能となりました。

 

まずは、極薄肉・極小パイプ溶接事例をご覧ください。

 

事例⑴:ステンレス極小・薄肉パイプ溶接

板厚:0.05 外径:φ0.52

 

 

事例⑵:薄肉エアーノズル気密溶接

板厚:0.2、0.35 外径:Φ4、φ1.5

 

 

 

事例⑶:t0.03薄肉パイプ溶接

板厚:0.03、0.225 外径:2.3、2.0

 

 

これまでの溶接限界はt0.3~t0.5と言われてきましたが、
当社実績では最小φ0.5(t0.05)のパイプ同士の溶接実績もあります。

 

従来技術のTig溶接やYAG溶接といった選択肢しかなかった時代には

溶接することすらできませんでしたが、ファイバーレーザー溶接機を活用することにより、

外径の変形や歪みといった上記①②の問題点をクリアすることが可能です。

 

これまでは、歪みの発生を抑制するために、仕方なく板厚を厚くしたり、

外形を大きくするなどの対応を余儀なくされてきたケースが多かったと思います。

この新しいレベルの微細溶接・薄板溶接技術で、極薄肉・極小パイプ溶接においては、

溶接限界にとらわれない小型・軽量化構造が実現できると考えます。

 

 

手前味噌で大変恐縮ですが・・・

当社では、医療器具をはじめとして様々な業界からの溶接案件が日々持ち込まれており、

例えば細いパイプを斜めにカットして、
その穴を別の薄板で溶接して封止する、というような事も行っています。

 

当社の微細溶接・薄板溶接技術を活用頂くことで

皆様の製品力向上のお手伝いができると幸いです。

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