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ステンレス材が高騰する中、一体どの板厚を選択すれば安くなるのか?

食品やガソリンなど、生活必需品の価格が上がって生活が大変になってきました。

板金業界においても、材料費の高騰にいかに対応するか?という事が大きな課題の一つに上がっていると思います。
そこで今回は、材料コスト上昇が顕著な「ステンレス」を使った精密板金において、

材料費という観点から、どの板厚を選択すれば最もコストを抑えられるのかを解説していきたいと思います。

 

 

概して、精密板金のコストは、①材料費と②加工費 に大別されますが、

まずは①の材料費が最も安い板厚は一体何mm厚なのか?について見ていきたいと思います。

 

 

①材料費

ステンレス鋼板の価格は「キロ単価」、つまり単位重量あたりの価格を基準として取引されています。

この観点でいうと、2mm厚のステンレス鋼板がもっともキロ単価の安い材料となります。
しかしここで気を付けなければならない事があります。

それはここで言う安価というのは「キロ単価」での話であり、

「㎡単価」ではない、ということです。

 

例えば、同じ箱形状の精密板金を製作する場合、それぞれ2mm厚と1mm厚のステンレス鋼板を採用した場合を比較すると、必要な面積は同じですが1mm厚の方が半分の重量で済むので、2mm厚で製作するより1mm厚で製作した方が安くなります。
つまり、強度などの問題が無く必要な板厚に制限がない場合は、板厚が薄い方が単位面積あたりのコストが下がる、という事になります。常識的に精密板金に採用できる板厚から考えると、単位面積あたりで一番コストメリットがあるのは、0.5mm厚のステンレス鋼板、ということになります(ちなみに0.5mm以下の板厚は価格が上昇していくので注意が必要)。


②加工費

それでは、許される限り0.5mm厚のステンレス鋼板を採用すればコストを抑えられるのかといえば、そうではありません。

ここで注意しなければならないのは、先ほど述べた②加工費です。

 

精密板金における加工は、大きくブランク・曲げ・溶接・組立になりますが、このうちブランク・曲げ・組立は板厚が変わってもコストが大きく変わるような事はありません。しかし溶接だけは違います。なぜなら、最適な溶接方法は板厚によって異なり、溶接方法によってコストも大きく変わってくるからです。
板厚・溶接方法・コストの比較を行うと、下記のような関係性になります。

 

 

例えば100mm角の箱形状の精密板金を製作した場合、最もコストが安くなるのはどの板厚になるのでしょうか?
答えは「1mm厚が最も安い」となります。逆に0.5mm厚の場合は単位面積あたりの材料費は最も安くなりますが、これに必要な溶接がファイバーレーザー溶接に限られてしまい、溶接費が高くなってしまうからです。

 

もちろん、溶接の有無や範囲によってもコストは大きく変化しますし、今後の材料費の高騰がどんどん進むと一概には言えませんが、まずはコスト低減活動の出発点として、1mm厚が安くなるのだな、という事を押さえながら設計を進めるとよいでしょう。 

 

皆さまがご希望の製品形状の材料費と加工費のバランスはいかがでしょうか。

お困りの際は、ぜひ”精密板金のプロ”マツダのご相談ください。

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